日本にいらっしゃる外国のお客様との会話は、どの程度の英語を話すと良いと思いますか?
それは、お客様の母国語によります。

英語が母国語ではないお客様は、私たちと同様、英語が得意ではないかもしれません。
せっかく覚えた熟語も通じないかもしれず、その場合は簡単な中学レベルの単語一つを使った方がお客様に喜ばれます。

例えば、私がホテルに勤務していた時、禁煙のお部屋のリクエストをいただいたお客様に、禁煙ルームが満室で、消臭を施した喫煙ルームをご案内することがありました。
その際に、「消臭する」は、”get rid of the smell”と辞書に出てきますが、そのような熟語は英語を母語としないお客様にはほとんど通じませんでした。
そのようなお客様には、あえて”less smell” や、”reduce the smell”とお伝えした方が通じやすく、お互いにストレスを感じずにスムーズなコミュニケーションを図ることができました。
(”less smell”, “reduce the smell”の和訳は、辞書を引いてみてください:)

もしも、直訳でないとしても、近い意味のもっと簡単な単語を知っているなら、そちらを使った方が「接客」「サービス」という視点に立つと、親切です。

もちろん、英語圏の方や、英語圏の方でないとしても、その方が英語を流暢に話すことができる方ならば、特に気を使わずに、学んだばかりの少し上級の表現も使って構いません。
難しい表現も、敬意や親しみを示すために必要になることもあるでしょう。

ただ、相手が外国人であるというだけで、英語が通じる!というわけではありませんし、こなれた英語よりも、教科書で習ったような英語の方がお客さまにとっても馴染み深く通じやすいということはよくあることです。
中学生レベルの表現、学校でならった堅い表現も、こういう時大いに役立ちます。

今日は、接客英語についてのお話でした。

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