英会話レッスンには、マンツーマンレッスンとグループレッスンがあるのはご存知ですよね。
という構成です。
ただ、人数以外に何が違うのかとなると、具体的にはあまりよくわからないという方も多いのではないでしょうか。
そんな方のために今回は、マンツーマンレッスンのメリットとデメリットを説明します。
英会話スクールやレッスンを選ぶ際に参考にしてください。
実践的な会話練習:一人の生徒が講師と会話できる時間が多いため、実際に英語を話す練習が豊富にできます。例えば、60分のレッスン中、8割程度は生徒さんが話す時間として使うこともできます。(個人の能力に応じて適宜講師が対応します)
英語を話せるようになるために最も必要なことは、持っている知識やインプットした英語を、実際に使えるレベルにするためにできるだけたくさんアウトプット、つまり口に出して話すことです。
英会話レッスンでは、どれだけ話すかが英語力アップのカギです。
マンツーマンレッスンは当然、グループレッスンと比べると話す量が多くなります。
またプロ講師は自分の発話を減らして、生徒の発話量を増やす技術を持っています。
グループレッスンだと話せる時間が少なくなるのはご存知の方も多いかと思います。
意外と見落としがちなのが、個人でレッスンを行っているバイリンガルの日本人講師や、ネイティブ講師は発話量に対する考慮をしていないことがあり、レッスンで生徒が話す量が少なくなってしまう傾向にあるということです。
マンツーマンレッスンだからといって、必ずしも多く話せるとは限らないことも覚えておきましょう。
専門用語の習得:業務で使う特定の業界用語やフレーズを学びたい場合、そのニーズに合わせたレッスンが可能です。例えば、接客に関する専門用語を中心にカスタマイズされたレッスンを受けることができます。
趣味に合わせた内容:旅行が好きな生徒さんが旅行英会話を中心に学ぶレッスンを希望した場合、空港での会話やホテルのチェックイン手順など、実際に役立つ内容に特化したレッスンが受けられるでしょう。
どういうアプローチが最適かは、その人によってかなり違ってきます。
持っている英語力や必要とする、あるいは身につけたい能力、それに興味を持っている点などにより、100人いれば100通りのアプローチがあります。
最適なアプローチが取れるのもマンツーマンの良さです。
についてもあなたの担任の先生が希望に合う指導方法を組み立てます。
マンツーマンでは以上のようなことを考慮してもらえるので、必要なことをカバーして、不要なことは省いて進むことができます。
進捗に応じた調整:例えば、学習進度が速い生徒さんには、1週間に1回のレッスンではなく、週に2回のレッスンに増やしてレッスンを進めることも可能です。一方、シフト勤務で調整が難しい方はレッスン回数を減らして負担を軽減することも可能です。
理解度に応じた調整:文法が苦手な生徒さんの場合、基礎からじっくり学んでもらうために文法に特化したレッスンを多く取り入れ、理解が深まるまで繰り返し練習をするなどもできます。
元々持っている英語力や性格などにより、英語を習得するペースは違います。
例えば1つのユニットでも、ある生徒は1レッスンでマスターできても、別の生徒だと2レッスン必要ということもありえます。
このようにペースが異なる生徒が同じレッスンを受けていても、グループレッスンでは各個人に対する配慮はほとんどなく、決まったペースで進んで行きます。
そうなるとペースの速い生徒は無駄な時間が多いように感じるし、逆にゆっくりなペースの生徒は消化不良で、必要な英語力の上達が見込めない公算が高くなります。
マンツーマンならその方にあったペースでレッスンが進むので、無駄なく必要な項目をしっかり身につけて、次のステップに着実に進むことができます。
リアルタイムでの質問:例えば、分からない単語やフレーズに遭遇した時、すぐに講師に日本語で質問してクリアにすることができます。疑問が残ったまま次のステップに進むことがありません。
詳細な説明:文法のルールや使い方に関する複雑な質問でも、時間をかけて詳細に説明してもらえるため、生徒さんは納得するまで質問を続けることができます。
疑問の内容や理解しにくい箇所が人それぞれで、結構違っているということが多くの生徒さんをみていて気づくことです。
「なるほど!」と納得いけば、前向きにレッスンを受けることができるし、逆に疑問だらけだとレッスンへの興味が薄れてきてしまいますよね。
質問して疑問を解決し納得することは、英会話だけでなくすべての学習者にとって成長するためのチャンスであり、実はとても重要なプロセスなんです。
グループレッスンでは、質問がたくさんあっても、他の人に気を遣って納得行くまで質問をするのは難しいものです。
またレッスン後に聞こうと思っても、先生が忙しくて時間を取ってもらえなかったりして、解決できないままになってしまうこともよくあります。
それに対してマンツーマンなら、誰に気兼ねすることもなく、納得できるまで質問することが可能で、出てきた疑問はすぐに解決することができます。
短期集中プログラム:例えば、TOEICのスコアを上げたい生徒さんが3ヶ月以内に目標スコアを達成するための集中プログラムを組んでもらい、専用レッスンを受けて効率的に学習する、なんてこも可能です。
個別の学習プラン:留学前に日常会話をマスターしたい生徒さんなどは特定の目標に向けて1年間のレッスンプランを立て、講師と一緒に進捗を確認しながらすすめる、こともご相談ください。
これまで挙げてきた4つのメリットを総合的にみると、設定した目標に到達するために必要な期間が、グループレッスンと比べて、マンツーマンレッスンの方が短くなることは納得いただけると思います。
生徒1人が講師を独占するので、マンツーマンレッスンはどうしてもレッスン料が割高になります。
これは料金を重視される方には大きなデメリットです。
大手英会話スクールのマンツーマンレッスンだと、1レッスンが4,000円~5,000円が標準です。
英会話パスポートについて申し上げると、教室などを使用しないなど、経費を極力抑えているため、バイリンガルの日本人講師のマンツーマンレッスンを安く受けていただくことが可能になっています。
グループレッスンだと、毎回一緒にレッスンを受けている他の生徒と話す機会があるので、レッスン仲間ができてきます。
仲間ができると、多少レッスンに行くことが億劫に感じる時も、その人たちに会えるのでがんばってレッスンに参加したり、「他の人ががんばっているので、自分もがんばろう!」とモチベーションを維持できることもあります。
英会話パスポートはマンツーマンレッスンなので、レッスン仲間と出会える機会がほとんどありません。
しかし先生のファンになる生徒が多くおられ、そうなると先生に会うことが楽しみになり、あまりモチベーションが下がることがなくレッスンを継続しておられます。
グループレッスンの多くは曜日や時間帯が予め決まっているので、何か月か先までのレッスンの予定に入れておくことができます。
マンツーマンレッスン、特に格安のスクールだと毎回自分で予約をします。
モチベーションが高いときはいいのですが、少し下がってくるとレッスンの予約をつい先延ばしにしてしまい、そのまま退会してしまったという話をよく耳にします。
担任制をとっている英会話パスポートでは、曜日・時間帯を固定にすることが可能なので、継続しやすいシステムだと言えます。
また固定が難しいシフトのお仕事の方でも、毎回のレッスン後に先生と次のレッスン日時を決めるので、レッスンとレッスンの間が長く開いてしまうことなく、定期的にレッスンを受けることができます。
ご自身がマンツーマンレッスンとグループレッスン、どちらに合うかという点についてですが、